
1.蕁麻疹
①症状
赤く盛り上がった痒みを伴う発疹です。蕁麻疹は引っかいたり、体が温まったりすると悪化したり
誘発されたりします。
ほとんどの場合数時間のうちに消えますが、反復したり、長期間続くことがあります。
6週間以上継続する場合慢性性蕁麻疹と診断します。
②原因
①摩擦、接触、体温の変化などの物理的刺激によって起こることが多いです。蕁麻疹の80%は
これによって起こります。
②食物や薬剤が原因で蕁麻疹が起こることがあります。この場合時にはアナフィラキシー等の
危険な症状を起こす事があり注意する必要があります。
③治療
軽症:じんましんと痒みがみとめられる場合
抗ヒスタミン薬(レぼセチリジン、アレロック、
アレジオン等)
外用薬(レスタミン軟膏、ロコイド、メサデルム)
中等症:広範な範囲におよぶ蕁麻疹
上記+ステロイドの点滴静脈注射等
重症:喘鳴、頻脈、意識消失等がある場合
アドレナリンの筋注(0.01mg/kg)或いは
エピペンを使用する。 次いで、ステロイドの点滴。
軽快すれば軽症の治療を自宅で行う。