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①夏の花粉症  
 イネ科花粉(オオアワガエリ、カモガヤ、ブタクサ)の
 飛散ピークは6月一杯です。飛散量は減りますが7~8月末
 まで続きますのでご注意下さい。
 
 アレルギーをお持ちのお子さんは、外で遊んだ後など
 に鼻水、咳、目のかゆみなどの症状をおこします。
 特に注意していただきたいのは、乳幼児の場合です。
 鼻水が出て鼻の通りが悪くなると、無意識に鼻吸いを
 してしまいます。そうすると鼻腔にいる細菌が耳管を
 経由して中耳に送り込まれ中耳炎なって
 しまうのです。この時期は毎年中耳炎が多いので注意
 して下さい。
  LinkIcon 中耳炎
 
➁溶連菌感染症
溶連菌が相変わらず小流行しています。
6月も陽性者は20人確認されています。
 
➂リンゴ病(伝染性紅斑 42人)
今年はリンゴ病が流行しています。当院では5月中は
27人,6月になっても流行は収まらず、42人
診断されています。
リンゴ病は顔、両腕,太もも、時には全身に痒みを
伴うレース状の紅斑が出る病気です。
この病気はパルボウイルスB19というウイルスが感染
し、1週間位で風邪症状が現れ、14~18日後に発疹等の
症状が出てきます。この時期には感染性が
ないので登園、登校には支障がありません。
通常、1週間で発疹が治まりますが、強い日光に照射されると
発疹が再燃したりすることもありますので、気を付けて
下さい。
強い痒みがある場合は抗ヒスタミン剤を処方しますが
然程でもなければ薬は不要です。
 
アデノウイルス(11人)
暑くなってきて夏風邪の主役である、アデノウイルス
感染症(咽頭結膜熱)が発生してきました。6月は11人
発生しています。順調にいけば、発熱と喉の痛みだけで
終わりますが、中耳炎になりやすいお子さんの場合は
早期に発見して治療~或いは予防 しておいたほうが
良いでしょう。
 
 
⑤新型コロナウイルス感染症(2人)
6月は新型コロナウイルスの発症は2人でした。
⑥ノロ・ロタウイルス胃腸炎(6人) LinkIcon ウイルス性胃腸炎
 
ウイルス性胃腸炎は6人発生しましたが、迅速診断法で
検出されたのは全員ロタウイルス胃腸炎でした。
ロタウイルスワクチンの定期接種は2020年10月1日
始まりましたが、今月発生した患者さんはワクチン接種を
していなかった患者さんが多かった印象です。
ワクチン接種をしたお子さんが罹った場合は、
脱水症状も軽いので点滴をするのは稀になりました。
 
⑦マイコプラズマ感染症(7人)
6月中旬以降、或る中学校を中心に、マイコプラズマ
感染症の流行が認められています。通常治療に使用する
クラリスロマイシンではなかなか解熱しないので、
突然変異のあるマイコプラズマと思われます。
尚、マイコプラズマの診断には抗原法とPCR法があり
PCR検査法では突然変異したマイコプラズマを確認
できます。
昨日(6月30日)はPCR法で行った患者さんにおいては、
2例施行中2例が変異マイコプラズマでした。
 
 
 
         

 
新型コロナウイルスは従来2類感染症として区分されて
いましたが、令和5年よりインフルエンザ等と同じ5類に
区分されるようになりました。
 
令和6年4月からは、新型コロナウイルス感染の可能性が
あっても一般患者と同等に扱うようと通達がでています。
 
これは新型ウイルスワクチンの普及や体保有者が
増加した結果、新型コロナウイルスの病毒性
低下していることを反映したものです。
 
当院ではしかし、新型コロナ患者様との濃厚接触した
可能性のある患者様に対しては、他の患者様と動線が
重ならないよう最大限注意を払って診療にあたって
行く方針です。
 
新規の患者様であっても、これまで同様、診療に当たる
所存でございます。
 
尚、   
Webから予約される際には、発熱のある方、コロナ
濃厚接触者の方は従来と同じく発熱、濃厚接触者欄に
チェックして頂きます。
 
検査を行い、新型コロナ陽性と判定された場合、
感染隔離室で診察いたします。
 
院内ではこれまで同様、空気清浄機、及び次亜塩素酸噴霧
による空間除菌を徹底し、2次感染の防止に極力注意して
おります。
 
患者様におかれましてはこれまで同様院内でのマスク
着用をお願い致します
 
 
 
  

 
1)HPVワクチンワクチンを早期に取り入れた
米国、オーストラリア、英国、北欧などの
国ではHPV感染や前癌病変が優位に減少
しています。近年の大規模調査〈イギリスと
スウェーデン)では、HPVワクチン接種によって
子宮頸癌が大幅に減少していると報告されて
います。
日本ではHPVワクチンに対する取り組みが
遅れていましたが、徐々に増加しており2回接種
終えた患者数は35~40%に達して来ています。
 
  
2)子宮頸癌ワクチン(HPV)公費対象年齢
小学校6年~高校1年相当の女子
(男子は任意接種)
   
定期 接種できなかった人のキャッチアップ接種
2025年3月迄です。
尚、2025年3月末までに1回以上接種していれば、
期間終了後も1年間は公費で3回の接種を完了できる
との通達が最近でました(2025年1月)。
対象:1997年~2007年度生まれの女性
   2025年に定期接種の対象から外れる2008年
   生まれの女性
 
 
 
 



 
 
(上記URLよりWEB予約サイトに移行します) 
 

 
 ・小児科一般
 ・アレルギー疾患
  (小児喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)
 ・夜尿症、低身長
 ・乳児検診、発育障害 
 ・予防接種
 
 

 
➀ 病気の重症度を考えながら、適切な検査をして
  正確な診断をするのが子供たちの健康を守るには 
  一番大事な点だと思っています。私たちが得た
  診断内容(例えば症状の出る理由、重症度等)
  はできるだけご両親と共有したいと
  考えています。 
 
② お薬はできるだけ最小限しています。
  アレルギー疾患の場合どうしても薬を必要と
  する時間が長くなるので、症状が落ち着
  いている場合は休薬を含む必要最低限の治療
  を行うよう心掛けています。
 
③ 当クリニックで対応できない場合(入院を必要
  とする場合やCT,MRIを必要とする場合等)は
  信頼できる他院を責任をもって紹介
  いたします。