① インフルエンザの流行について
インフルエンザB:36人
2月初旬よりB型インフルエンザの流行が始まり、
3月も中程度の流行が続いていましたが4月の患者数は
36人でした。
4月第3週ころからは、週に1~2人
で今期のインフルエンザはほぼ終息したと思われます。
今期のインフルエンザに対して、当クリニックは
ゾフルーザ、及びイナビルを使用しました。ゾフルーザ
使用後、吐き気がある患者さんがおりました(1名)が、
あとは特に問題ありませんでした。
➁溶連菌感症(45人)
溶連菌が相変わらず流行しています。
高度の咽頭炎~扁桃炎があり、全身に細かな発疹が
生ずる典型的な溶連菌感染症が散見されました。
しっかり治療しなければ、溶連菌後腎炎やリウマチ熱
等の合併症が起こる事もあるので、注意しましょう。
③水痘 現在水痘が流行しているようです。
4月は4人の患者さんが来られました。
全例、ワクチン接種済みの患者さんでした。
➃RSウイルス/ヒトメタニューモウイルス
RSウイルス:3人
ヒトメタニューモウイルス:7人
複数の乳幼児の保育施設で小流行しています。
1歳未満で少しゼコゼコしていれば、熱が無くても
念のため検査しています。4月は幸運にもこれらの
ウイルスによる 気管支炎も中耳炎もありません
でした。
治療についてはHPをご覧ください。
⑤新型コロナウイルス感染症
4月は新型コロナウイルスの発生数は4人で
流行が治まっています。いずれも発熱、咳、鼻水
等の風邪症状でした。
現在のコロナはオミクロン株の系統で、喉や鼻で増え
やすく、肺等の下部気道にまで到達しづらくなり、
重症化しなくなったようです。
⑥胃腸炎
ノロウイルス胃腸炎:11人
アデノウイルス胃腸炎:5人
ロタウイルス胃腸炎:0人
4月はノロウイルスによる胃腸炎が若干多かった
のですが、軽症の患者が多く点滴を必要とした
患者さんは半数以下でした。
一方、ノロ、アデノ、ロタウイルス陰性の胃腸炎
の患者さんでも脱水がひどく点滴が必要な患者さん
が複数おりました。
新型コロナウイルスは従来2類感染症として区分されて
いましたが、令和5年よりインフルエンザ等と同じ5類に
区分されるようになりました。
令和6年4月からは、新型コロナウイルス感染の可能性が
あっても一般患者と同等に扱うようと通達がでています。
これは新型ウイルスワクチンの普及や体保有者が
増加した結果、新型コロナウイルスの病毒性が
低下していることを反映したものです。
当院ではしかし、新型コロナ患者様との濃厚接触した
可能性のある患者様に対しては、他の患者様と動線が
重ならないよう最大限注意を払って診療にあたって
行く方針です。
新規の患者様であっても、これまで同様、診療に当たる
所存でございます。
尚、
Webから予約される際には、発熱のある方、コロナ
濃厚接触者の方は従来と同じく発熱、濃厚接触者欄に
チェックして頂きます。
検査を行い、新型コロナ陽性と判定された場合、
感染隔離室で診察いたします。
院内ではこれまで同様、空気清浄機、及び次亜塩素酸噴霧
による空間除菌を徹底し、2次感染の防止に極力注意して
おります。
患者様におかれましてはこれまで同様院内でのマスク
着用をお願い致します。
HPVワクチン(子宮頸癌ワクチン)接種勧奨再開までの歴史
子宮頸がんワクチンは2013年4月に定期接種化されましたが、接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛等が報告され又、これに関する報道等の影響もあり、同年6月に厚労省はワクチンの積極的勧奨を取り消しました。
これらの症状についてはその後国内外で色々検討され、「ワクチン成分がそのような症状を起こすという因果関係は無い」という最終的な結論に達し、2022年4月に、積極的勧奨が再開されました。
日本におけるワクチン接種率の向上
積極的勧奨の再開及びキャッチアップ接種の効果で国内の接種率は急速に回復して来ました。
例えば2007年度生まれで53.0%、2006年度生まれで51.8%、2005年度うまれで53.9%となっています(厚労省)。
キャッチアップ対象の年齢層では88%まで到達しています。
世界の接種状況
EU平均の接種率は64%、オーストラリアは80%台、アメリカは78.2%等、先進国は高いのですが、世界平均は31%程度です(WHO)。
各国のワクチンの子宮癌発生防止効果
スウェーデンでは大規模追跡研究では浸潤子宮癌リスクが大幅に低下、特に17歳未満で接種した群で効果が大きい事が示されています。
イングランドのデータでは、12-13歳で接種されたグループでは子宮頸癌が87%減少前癌状態(C1N3)も大幅に減少した。
スコットランドでは12-13歳で接種されたグループでは子宮癌が検出されていないとの事です。
各国の報告では早く(性交渉前に)接種するほど高い効果が得られるという点で一致しています。
つまり、HPVワクチンは①HPV感染を減少させ→②前がん病変を減少させ→③子宮癌を減少という 効果を示しているのです。
尚、国立がんセンターは現在日本で使用している9価ワクチン(シルガード)は子宮頸癌を起こしうるHPVの感染を80-90%予防すると報告しています。
尚、ワクチンはHPV感染を広くカバーしていますが、効果は100%ではないので、接種後も子宮癌検診は必要です。
HPVワクチン対象年齢
小学校6年~高校1年相当女子
・小児科一般
・アレルギー疾患
(小児喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)
・夜尿症、低身長
・乳児検診、発育障害
・予防接種
➀ 病気の重症度を考えながら、適切な検査をして
正確な診断をするのが子供たちの健康を守るには
一番大事な点だと思っています。私たちが得た
診断内容(例えば症状の出る理由、重症度等)
はできるだけご両親と共有したいと
考えています。
② お薬はできるだけ最小限にしています。
アレルギー疾患の場合どうしても薬を必要と
する時間が長くなるので、症状が落ち着
いている場合は休薬を含む必要最低限の治療
を行うよう心掛けています。
③ 当クリニックで対応できない場合(入院を必要
とする場合やCT,MRIを必要とする場合等)は
信頼できる他院を責任をもって紹介
いたします。