
①インフルエンザ(5人/2月)
例年2月はインフルエンザの最盛期ですが、今年は1月中旬
で流行がパタリとおさまり、2月の発生数は5人でした。
数か所の保育所で散発的に発生しているようです。
感受性のある人は昨年暮れの大流行で感染してしまったと
思われます。
B型インフルエンザは札幌で確認されていますが、まだ
江別では確認されていません。
③ 溶連菌感染症(30人/2月)
昨年の12月頃より溶連菌が散発的に流行しています。
当院では最近、この病気の判定法を従来の抗原検出法から
PCR法に変更し 診断の正確性が向上しています。
③RSウイルス(RSV)& ヒトメタニューモウイルス
(hMPV)感染症(16人/2月)


乳幼児でRSVとhMPV1が散発的に発生しています。
現在はヒトメタニューモウイルスのほうが若干多い印象
です。両疾患とも迅速検査を行い確認できます。
基本的に肺音にゼーゼーがなければ、去痰剤と
抗アレルギー剤で経過を見る事ができます。
詳しくは本HP→[子供の病気]をご参照下さい。
3歳以下ですと、中耳炎の併発が多いので、注意が
必要です。
④新型コロナウイルス感染症(37人/2月)
散発的な流行が認められています。症状は軽い場合が大部分で
上気道炎、胃腸炎等の症状が認められます。
⑤ノロ・ロタウイルス胃腸炎(14人/2月)

2月にはノロウイルスの小規模な流行がありました。
半分くらいの人は脱水、低血糖症状があり点滴治療が
必要でした。
ロタウイルス胃腸炎はワクチン接種が始まって感染者は
激減しましたが、最近久しぶりに幼稚園児で発生があり
びっくりしました。

新型コロナウイルスは従来2類感染症として区分されて
いましたが、令和5年よりインフルエンザ等と同じ5類に
区分されるようになりました。
令和6年4月からは、新型コロナウイルス感染の可能性が
あっても一般患者と同等に扱うようと通達がでています。
これは新型ウイルスワクチンの普及や体保有者が
増加した結果、新型コロナウイルスの病毒性が
低下していることを反映したものです。
当院ではしかし、新型コロナ患者様との濃厚接触した
可能性のある患者様に対しては、他の患者様と動線が
重ならないよう最大限注意を払って診療にあたって
行く方針です。
新規の患者様であっても、これまで同様、診療に当たる
所存でございます。
尚、
Webから予約される際には、発熱のある方、コロナ
濃厚接触者の方は従来と同じく発熱、濃厚接触者欄に
チェックして頂きます。
検査を行い、新型コロナ陽性と判定された場合、
感染隔離室で診察いたします。
院内ではこれまで同様、空気清浄機、及び次亜塩素酸噴霧
による空間除菌を徹底し、2次感染の防止に極力注意して
おります。
患者様におかれましてはこれまで同様院内でのマスク
着用をお願い致します。

1)HPVワクチンワクチンを早期に取り入れた
米国、オーストラリア、英国、北欧などの
国ではHPV感染や前癌病変が優位に減少
しています。近年の大規模調査〈イギリスと
スウェーデン)では、HPVワクチン接種によって
子宮頸癌が大幅に減少していると報告されて
います。
日本ではHPVワクチンに対する取り組みが
遅れていましたが、徐々に増加しており2回接種
終えた患者数は35~40%に達して来ています。
2)子宮頸癌ワクチン(HPV)公費対象年齢
小学校6年~高校1年相当の女子
(男子は任意接種)
定期 接種できなかった人のキャッチアップ接種
は2025年3月迄です。
尚、2025年3月末までに1回以上接種していれば、
期間終了後も1年間は公費で3回の接種を完了できる
との通達が最近でました(2025年1月)。
対象:1997年~2007年度生まれの女性
2025年に定期接種の対象から外れる2008年
生まれの女性




・小児科一般
・アレルギー疾患
(小児喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)
・夜尿症、低身長
・乳児検診、発育障害
・予防接種

➀ 病気の重症度を考えながら、適切な検査をして
正確な診断をするのが子供たちの健康を守るには
一番大事な点だと思っています。私たちが得た
診断内容(例えば症状の出る理由、重症度等)
はできるだけご両親と共有したいと
考えています。
② お薬はできるだけ最小限にしています。
アレルギー疾患の場合どうしても薬を必要と
する時間が長くなるので、症状が落ち着
いている場合は休薬を含む必要最低限の治療
を行うよう心掛けています。
③ 当クリニックで対応できない場合(入院を必要
とする場合やCT,MRIを必要とする場合等)は
信頼できる他院を責任をもって紹介
いたします。