Q1)既に新型コロナウイルス(Covid-19)に感染した人はワクチンを接種したほうが良いのでしょうか?
 
コロナに感染した人も症状が治まってからワクチン接種をしましょう。
 
Covid-19はコロナに感染した場合抗体はできますが、この時できる抗体の強さは感染の重症度、年齢等により異なり一定ではありません。又、covid-19は再感染する事が知られていますが、この抗体が再感染にどの程度有効か不明です。自然感染した人にワクチン接種をするとブースター効果により、より強い抗体(免疫力)が獲得されると考えられています。
 
Q2)感染してどれくらい期間をあけてワクチンを接種したらよいですか?
 
WHOの方針では、数週間とされています。
自然感染した場合、半年は再感染が少ない事が知られていますので、ワクチン接種を急ぐ必要はありません。
但しCovid-19に感染した場合2週間してから症状が悪化する場合があるので。診断が混乱しないよう検査陽性から4週間してから或いは症状が治まってからワクチン接種を延期すべきと考えられます
 
当院では感染後4-8週間経過してから接種しております。
 
また、Covid-19感染後、抗体カクテル等で治療された場合、90日間はワクチン接種をあけるように勧められています。又、感染後MIS-C(多系統炎症症候群)に罹っている場合は症状が落ち着いてからの接種するという方針です。