2024年4月より、Hibワクチンと4種混合(DPT+ポリオ)
に代わり5種混合(4種混合+Hib)の接種が開始されます。
接種スケジュールはこれまでと同様です。
最初のワクチンは5種混合、肺炎球菌、ロタワクチン、B型
肝炎ワクチンの同時接種をお勧めします。
尚、4種混合で既に開始されている患者さんは、5種混合
に切り替えず最後まで4種で終了してください。
厚生労働省の通達により4月1日より新型コロナウイルス
感染に対する対応が変わります。
新型ウイルスワクチンの普及、及び感染の拡大により
抗体保有者が増加した結果、新型コロナウイルスの病毒性
が低下していることを反映したものだと思われます。
これからは他の感染症と同じように対応いたします。
Webから予約される際には、発熱のある方、コロナ
濃厚接触者の方は従来と同じく発熱、濃厚接触者欄に
チェックして頂きます。
検査を行い、新型コロナ陽性と判定された場合、
今までは隔離室で診察していましたが、今後は通常
診察室で対応いたします。
院内ではこれまで同様、空気清浄機、及び次亜塩素酸噴霧
による空間除菌を徹底し、2次感染の防止に極力注意する
つもりでございます。
尚、患者様におかれましてはこれまで同様院内でのマスク
着用をお願い致します。
1) 新型コロナウイルス
3月も又。コロナ患者数は一段落していました図1)。
昨年暮れより、インフルエンザ、アデノ、溶連菌等が
大流行していたので、これに押された印象です。
当院で発見される患者さんは大部分が家族内感染
と思われました。
無症状や軽症の感染者がいて、そのような人々
が感染源と思われます。
小児では風邪様症状の場合が多く、胃腸炎症状
子供も2~3割見受けられました。
(図1)
2)インフルエンザ&溶連菌感染症
昨年末はインフルエンザA型(2種類)が
猛威をふるいましたが 新年になってA型の
流行はほぼ終息しました(2図参照)。
B型インフルエンザが1月終盤に出始め、2月に
ピークを迎え3月末でほぼ終息しています。
1月には溶連菌感染者が多かったのですが、2月中頃
より少し落ち着いてきていますが3月末時点でまだ
散発的流行が見られます。
(図2)
3)溶連菌感染症
当院では溶連菌感染したお子さんへの抗生物質
投与期間は10日間としています。
溶連菌月の再感染防止、感染後腎炎の防止、リウマチ熱の
発生を防ぐためには 最適治療期間とされています。
4)ノロウイルス
最近はノロウイルス胃腸炎がパラパラでて
います。頻回の下痢嘔吐があり、脱水症で
点滴が必要になる事があります。
5)感染症に伴う中耳炎( 中耳炎)
アデノウイルス、インフルエンザ、RSウイルス
‥等に等に感染した乳幼児は「鼻水→鼻閉→
鼻すすり→ 中耳炎」という経過を辿ることが
しばしば ありますので注意してください。
詳しくは「本HP→子供の病気→中耳炎」
をご参照ください。
子宮頸癌の90%を予防できる
シルガード9が2023年4月1日 より
定期接種化されました。
HPVワクチンワクチンを早期に取り入れた
米国、オーストラリア、英国、北欧などの
国ではHPV感染や前癌病変が優位に減少
しています。
日本ではHPVワクチンに対する取り組みが
遅れ、子宮頸がん患者数、死亡者数が次第
に増えて来ています。
ワクチンの安全性に対する理解が広まり
当院でも接種者数が徐々に増加
しています。
子宮頸癌ワクチン(HPV)
公費接種対象年齢
は小学校6年~高校1年相当の女子
です。
<接種できなかった人のキャッチアップ接種>
※1997年4月2日(25歳)~2006年4月1日(16歳)
生まれの女子は、2022年4月から
2025年3月までの3年間、キャッチ
アップ接種を無料で受けられます。
・小児科一般
・アレルギー疾患
(小児喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)
・夜尿症、低身長
・乳児検診、発育障害
・予防接種
➀ 病気の重症度を考えながら、適切な検査をして
正確な診断をするのが子供たちの健康を守るには
一番大事な点だと思っています。私たちが得た
診断内容(例えば症状の出る理由、重症度等)
はできるだけご両親と共有したいと
考えています。
② お薬はできるだけ最小限にしています。
アレルギー疾患の場合どうしても薬を必要と
する時間が長くなるので、症状が落ち着
いている場合は休薬を含む必要最低限の治療
を行うよう心掛けています。
③ 当クリニックで対応できない場合(入院を必要
とする場合やCT,MRIを必要とする場合等)は
信頼できる他院を責任をもって紹介
いたします。