1
1)感染の多様性 染の多様性
A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)は飛沫感染、及び感染した
傷口から出る 滲出液 に接触することで広がります。
溶連菌は体の色々な部分に感染します。
咽喉の感染の場合は喉の痛み、発熱を主症状とします。
皮膚に感染するとトビヒ、蜂窩織炎、丹毒等を起こします。
喉の深部に感染すると、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍などの感染症を起こす事もあります。
尿路感染症や中耳炎も起こします。
感染後の合併症として糸球体腎炎やリウマチ熱を起こす事もあります。
2)溶連菌感染症(咽頭炎)
ここでは一番頻度の多い咽頭炎の場合について説明します。
発熱と喉の痛みが主症状で、咳や鼻水などの症状は少ないです。
腹痛、吐き気などの腹部症状を示す事もあります。
淡紅稙色の細かい発疹が生ずる事もあります。
診断は抗原検査が主ですが、当院では精度の高いPCR検査を行っております。
3)治療
A群溶連菌の治療はペニシリン系(或いはセフェム系抗生物質)の10日間内服が標準治療とされています。これより短期間の服用の場合、再発率が高いので当院では10日間内服が原則です。
尚、ペニシリン系抗生物質は若干副作用が多い印象があり、当院ではセフェム系抗生物質を使用する事が多いです。
抗菌薬を投与して2日経過すると、他人には感染させなくなるので全身状態が良ければ登園や登校は可能です。
抗生物質服用後2~4週間後に尿検査を行い異状なければ治療は終了です。